銀行職員を装い、80代女性から不正にキャッシュカードをだまし取る 25歳の男を再逮捕 北海道札幌市
2025年06月01日(日) 16時56分 更新

銀行職員を装い、札幌市西区の80代女性から不正にキャッシュカードをだまし取った疑いで、25歳の男が再逮捕されました。警察は預貯金詐欺事件の受け子とみて詳しく調べています。
1日に詐欺の疑いで再逮捕されたのは、住所不定、無職の片岡飛稀容疑者25歳です。
警察によりますと、今年3月、女性のもとに区役所職員を名乗る男から「医療費の還付金があります」と電話がありました。
さらに、銀行職員を名乗る男からも電話があり「口座番号や暗証番号を教えてください」「暗証番号が違うのでキャッシュカードを預からなければなりません」などと女性に語りました。その後、片岡容疑者が銀行職員を装って女性宅を訪れ、キャッシュカード1枚をだまし取りました。
片岡容疑者は、だまし取ったキャッシュカードで現金100万円を引き出したとして、すでに窃盗の疑いで5月に逮捕されています。この事件の捜査の過程で、詐欺の容疑も固まり、再逮捕されました。取り調べに対し、片岡容疑者は「間違いありません」と話し、容疑を認めているということです。警察は女性宅に電話をした共犯者の行方を含め、事件の全容解明を急いでいます。