1か月に5回も…北海道で頻発する“震度4” 「珍しい現象ではない」としつつも…迫る巨大地震との関連性について専門家の見解は?
2025年06月03日(火) 20時37分 更新
5月から北海道内で頻発している最大震度4の地震。巨大地震につながる可能性はあるのでしょうか。
3日前は、釧路沖でマグニチュード6.0。
2日は、十勝沖でマグニチュード6.3の地震が。
北海道内では、最大震度4を観測する地震が、この1か月以内に5回、発生しています。
十勝沖から択捉島沖にのびる千島海溝沿いでは、今後30年以内に東日本大震災クラスの地震が発生する確率が7%から40%と予測。
最悪の場合、死者は10万人と想定されています。
こうした地震と関連はあるのか、専門家は…。
北海道大学地震火山研究観測センター 高橋浩晃教授
「震度4が何回か起こるというのは過去にも起こっていますので、特段珍しい現象ではない。今回の地震が大きな地震につながっているか科学的には分からない」
通常の地震活動が同じ時期に重なったものだとしつつも、高橋教授は巨大地震が迫っていることに変わりはないといいます。
北海道大学地震火山研究観測センター 高橋浩晃教授
「(太平洋沿岸では)いつ大きな地震が起こってもいい状態が続いているということは間違いない」
どうすれば命を守れるのか、高橋教授はこの機会にいま一度、備えを確認してほしいと話しています。