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パワハラを受けた同僚女性教諭は自殺、児童に対しても額を指で弾く、イスを蹴るなどの体罰や不適切指導…40代男性教諭を停職6か月⇒依願退職 札幌市教育委員会

2025年07月11日(金) 19時28分 更新

札幌市の小学校教諭が8年にわたり、児童に不適切な指導を繰り返したほか同僚の教諭にパワハラを行っていた問題で、札幌市教委は男性教諭を停職6か月の処分としました。

「幼稚園に戻れ!」などと暴言を浴びせていた40代男性教諭。



児童への体罰や不適切な指導が認められました。

停職6か月の処分を受けたのは、札幌の市立小学校に勤務する40代の男性教諭です。



札幌市教委の会見(11日午後4時)
「申し訳ございません」

男性教諭は、2016年度から8年間にわたって2つの小学校の特別支援学級で、少なくとも3人の児童に対し、額を指で弾く、授業中に児童のイスを蹴るなど14件の体罰や不適切な指導をしていました。



また、2019年に男性教諭の指導について市教委に訴えた同僚の女性教諭に対してパワハラを行っていたことも認定されました。



この女性教諭は2023年になって、自殺しています。



札幌市教委 菅野智広 教育部長
「いま思えば、教職員相談室から体罰、不適切な指導の対応セクションに的確に対応を依頼するなど、そういった対応が必要だった。当時の対応には反省すべきがあると考えている」



女性教諭の遺族は「娘が受けた被害やお子さん方が受けた精神的・肉体的苦痛を考えると、あまりに軽すぎる処分と言わざるを得ません」とコメントを出しました。



男性教諭は処分を受け11日付けで依願退職しました。

北海道ニュース24