火災事故で発覚…日鋼M&Eの従業員が建築確認申請書類を“偽造”当局に未提出のまま7年 公文書偽造の疑いで刑事告訴も視野 北海道室蘭市
2025年06月13日(金) 16時15分 更新

北海道室蘭市にある日本製鋼所M&Eは12日、2018年に構内に資材倉庫を建設する際、従業員が室蘭市に提出する書類を偽造していたと発表しました。偽造が発覚したきっかけは、今月3日に起きた火災でした。火災があった日本製鋼所M&E(3日)
同社によりますと、2018年当時、構内の資材倉庫の建設工事で、本来室蘭市に提出する建築確認申請書類を従業員が偽造したうえ、室蘭市に提出せずそのまま社内で申請済みとして処理していました。火災があった日本製鋼所M&E(3日)
偽造が発覚したきっかけは、今月3日に起きた火災で、消防が焼損した資材倉庫に関する書類を調べている際、室蘭市が保存しているはずの書類が見つからず、その後、社内から偽造した書類が見つかったということです。火災があった日本製鋼所M&E(3日)
同社は、偽造に関わった従業員をすでに特定しているということで、公文書偽造容疑で刑事告訴することも視野に、偽造した理由や経緯、関与した人物がほかにいないか調査しています。
同社は「再発防止や関係者の処分などを厳正に実施していく」とコメントしています。