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【日本ハム】「無駄な時間ではなかった」プロ2年目の細野晴希投手が初勝利!メンタルトレーナーとのミーティングで「吹っ切れた」《1問1答》新庄監督からは「おめでとう」

2025年06月14日(土) 17時20分 更新

プロ初勝利の細野晴希投手
プロ初勝利の細野晴希投手

■日本ハム5‐0広島(6月14日・エスコンF)

ファイターズは今季最多3万3574人のファンが詰めかけたホーム・エスコンフィールドで広島と対戦。

2回、13日にケガから復帰した5番・野村の7号ソロで先制。3回に4番レイエスが14号2ラン。さらに4回には、6番・郡司の4号ソロと、ホームラン攻勢で得点を重ねます。

投げては先発・細野が6回2安打無失点と好投。中継ぎ陣も奮起し、5-0と完封勝ちとなりました。

プロ初勝利を挙げた細野晴希投手(23)の試合後インタビューの《1問1答》はこちら。

■初勝利を挙げた細野晴希投手の試合後《1問1答》

Q.)プロ初勝利の思いは
A.)ひとまずホッとしてます。

Q.)ゲームセットの瞬間もホッとした?
A.)そうですね、ホッとした安心の気持ちの方が大きかったです。

Q.)芯を外していたボールは?
A.)ツーシームですね。ずっとバッターの反応が良くて、いいところに投げれていましたし、カウントがすごい取れていたので、きょうはツーシームとカットが一番良かったと思います。

Q.)5回のピンチでゲッツーを取ったのもツーシーム?
A.)いや、あれはフォークです。

Q.)捕手の郡司選手が、ストレートを投げて、そのあとカットボールを要求されて、流れが良くなったって言っていたんですけど、あれって矢野さんの時ですか?
A.)いえ、5回の先頭です。

Q.)そこでサイン出たことによって、腕の振りだとか次の球に繋がったものはありましたか?
A.)いつも通りに投げたんですけれど、それがゾーンに行ってくれたんで。ボール、ボールになったら、どんどんまた焦ってきちゃうんですけど、変化球でストライクが取れたっていうことで、自分の中で少し自信になったというか、「これいけるわ」って思って投げられました。

Q.)きょうは球速150キロ近辺の球が多かった
A.)アベレージ(平均球速)はみんな気にしているというか、僕自身もすごく(意識)してたんですけど、アベレージだけを追い求めて、バランスがどんどんおかしくなってしまってきていたので、もう1回初心に帰って軽く投げて、フォームと球のギャップを作りたいっていう気持ちできょうは投げていました。その分、いつもより球速自体は遅かったかと思うんですけど、それでも(バッターを)刺せてはいたと思うので、そこは収穫だと思います。

Q.)力感としては自分自身、あれはどれぐらい?
A.)実際は多分8割9割ぐらいで投げてると思うんですけど、感覚は5割ぐらいで。本当に軽く投げてる感じです。

Q.)プロ1年目の時と比べて、技術は高まっている?
A.)どっちかというと、今年に入ってそれを見失ってしまっていた感じです。1年目はそんなにアベレージにはこだわってなかったんですけど、それがどんどん変わってきてしまってたのを、今ここに来て(改めて)気づけたっていう感じです。

Q.)2年目と比べて、技術的に上がったなという部分は?
A.)カウント0ー2とか、1-2から変化球でカウントが取れてるっていうのは、成長しているところかなと思います。

Q.)そういった気づきは、前回敗戦した投球があったから?
A.)そうですね。きっかけの大半を占めてるかなと思います。見つめ直すきっかけになったので。

Q.)前回登板のビデオとか見た?
A.)ビデオとか、実際投げてみて。

Q.)変わっていったのはなぜ?
A.)野球界がそういう今、方針じゃないですか。アベレージ、アベレージって。でも、1軍で山﨑さんとか加藤さんの球を見てると、球速が全てじゃないなっていうのは感じられたので、気づけたかなと思います。

Q.)去年勝利あげられなかったという焦りもあった?
A.)そんなことはないです。(ソフトバンクの)モイネロ投手が平均球速149キロちょっとぐらいだったんですけど、僕は148キロちょっとぐらいで。活躍しているピッチャーがそれぐらい速いんだったら、(自分も)そこ上げようって目標を立ててやっていたら、球速だけにフォーカスしちゃっていたのかなと思います。

Q.)この時期で初勝利は遅かった?
A.)時間はかかりましたけど、無駄な時間ではなかったと思うんで、これをきっかけに積み重ねていけたらいいなと思います。

Q.)前回の登板後、「不安」と「崖っぷちな気持ち」と言っていたが、今の気持ちは?
A.)今は嬉しいっていうよりかは、ホッとした気持ちの方が大きいかなと思います。

Q.)試合前には郡司選手からの言葉も
A.)それもそうですし、メンタルトレーナーさんとミーティングして、だいぶ頭が整理できたかなと思います。本当に2日前ぐらいまで、同じ失敗したら今年はもう上がれないんじゃないかぐらいの思いがあったんですけど、トレーナーさんと話して、そんなことは考えるだけ無駄だから、四球を出してもいいし、打たれてもいいからと思って投げろって言われて、それで吹っ切れた感じです。

Q.)5回の勝負所で投げきれた要因は?
A.)あれはゴロがたまたまいいところに飛んでくれたのでラッキーだったなと思うのと、矢野さんの時は、郡司さんが腕を振ってこいっていうジェスチャーをしてくれてたので、その通りに投げたら抑えられました。

Q.)2023年のドラフトは、即戦力が期待される大学のピッチャーが多かったがライバル意識は?
A.)なくはないんですけど、あまり目先に囚われずに長い目で見てっていうふうにやってきたんで、(他の選手の活躍を)見て焦りとかはなかったです。

Q.)今日ご家族は観戦に来られている?
A.)多分来ていないと思います。

Q.)お立ち台で感謝の言葉がありましたけど、どう報告を?
A.)連絡は「ありがとう」だけでいいかなと思います。

Q.)いつ伸びていた後ろ髪を切った?
A.)前回の試合後です。あんまりロン毛は向いてなかったなって、野球に。私服の時はめちゃくちゃ良いんですけど、野球となると…。揉み上げずっと伸ばしてたんで、それがすごい邪魔だったという。

Q.)前回の登板がきっかけで短くした?
A.)思い切って切って、気持ちが切り替えられたらいいなと思って髪を切りました。

Q.)記念撮影の時に2本の指を出した
A.)ピースしていいのかなと思ってピースしてたんですけど、1勝目の「1」だったらしくて、(指の数が)1に変わりました。

Q.)監督からいきなり触られた時は?
A.)どんな形になるんだろうなと思ったら「1」になりました。

Q.)監督から初勝利の言葉は?
A.)おめでとうと言われました。

【Bravo!Voice】#18

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