サンマ初水揚げ 大ぶり魚体に活気づく浜「今までに見ないぐらい、いい」専門家は漁期後半は「少し小ぶりになるかな」と予想 北海道根室市
2025年08月15日(金) 16時55分 更新
8月10日に解禁されたサンマ棒受け網漁の初水揚げが、根室の花咲港で行われました。
近年まれに見る大きい魚体に、浜は活気づいています。
午前3時半すぎ、10日に出漁した大型船9隻が花咲港に戻ってきました。
サンマの魚体は130グラムから140グラムと、見事な大きさです。
漁師
「(形はどうですか?)形は去年よりも最高だね」
「今までに見ないくらい、いい。最近ずっと悪かったでしょ」
15日の水揚げ量は、2025年の2倍以上となる173トン。
16日は400トン以上の水揚げが見込まれていて、浜は沸いています。
初競りでは、最高で1キロ3,132円の値がつき、さっそく地元の鮮魚店に並びました。
客
「きょう友人宅でバーベキューをするのでそこで焼こうかなと」
魚信・浅野昌英店長
「魚体は最高!ここ最近、何年も見たことがない、こんなでかいの。もういきなり旬。形的にも」
とれたての旬の味は…
三ツ木靖カメラマン
「脂がのって、うま味たっぷりです」
ただ専門家は漁期の後半になるにつれ、形が小さくなると予想しています。
水産研究・教育機構 水産資源研究所 宮本洋臣 主任研究員
「太ったサンマは比較的、日本近くに分布していて、それよりも東へ、日本から離れるとやや痩せたサンマが分布していた。漁期の後半は、少し小ぶりになるかなと予想している」
サンマは16日、札幌の市場でも初競りにかけられます。