特急列車が橋梁工事のため設定されていた徐行区間で制限速度超過し走行 けが人なし JR北海道が発表
2025年09月01日(月) 19時03分 更新

JR北海道は1日、函館線の山崎駅~黒岩駅間で、札幌行きの特急列車が制限速度を約13~29キロ超過していたと発表しました。このトラブルによるけが人はいないということです。
JR北海道によりますと、8月30日午前11時25分ごろ、函館線の山崎駅~黒岩駅間の下り線で、函館発札幌行きの特急列車(6両編成、乗客156人)が制限速度を約13~29キロ超過し、走行したということです。
この区間は、橋梁修繕工事が行われていたため、速度が45キロに制限されていましたが、40代の運転士は行き会いの列車が気になり、徐行区間を失念していたということです。
運転士は、列車に備え付けられているタブレット端末の「運転支援アプリ」が注意喚起が鳴動したことを受けて、徐行区間を思い出し、非常ブレーキを作動させて列車を停止させ、指令に報告したということです。
このトラブルによるけが人はいないということです。
JR北海道は「北海道運輸局による強化型保安監査体制の中、このような事象を発生させてしまい、お客様や関係する皆様にご心配をおかけしましたことをお詫びいたします」としています。