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「マネロンで不正送金している」「預金を調べなければいけない」ビデオ通話でニセ警察手帳を見せられ…40代男性が約3000万円だまし取られる

2025年05月16日(金) 22時45分 更新

詐欺事件として捜査している札幌西警察署
詐欺事件として捜査している札幌西警察署

今月10日、札幌市西区に住む40代の男性が、警察官を名乗る男らから不正送金の捜査を名目に現金約3000万円をだまし取られました。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、今月10日、札幌市西区に住む40代の男性の携帯電話に、総合通信局職員を名乗る男から「不審なメールがあなたの電話から送信されています、このままでは電話が止まるので警察に確認してください」と電話がありました。

その後さらに、鹿児島県警の警察官を名乗る男から「銀行職員がマネロンをしていて不正送金していることがわかっている」、「あなたの口座に6800万円入っていると思われるため個人口座に入っている預金を調べなければいけない、振り込んでください」などと電話がありました。

この話を信じた男性は10日から13日までの4日間うち、10日に990万円、11日に990万円、12日に500万円、13日に500万円を振り込み、合計で約3000万円だまし取られました。

警察官を名乗る男とのやりとりは、当初電話で行われていましたが、途中からLINEでの通話に変わり、男性はビデオ通話をした際位、警察手帳を見せられたということです。

13日に振り込んだ後、男性は送ったLINEが既読にならないため不審に思い、警察に届け出て事件が発覚しました。

警察は、特殊詐欺事件として捜査しています。

警察は、警察官などを装って口座への振り込みを要求するのは詐欺だとして、警察相談専用電話、「#9110」で相談するよう呼びかけています。

北海道ニュース24