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【日本ハム】北山亘基(24)自己最多の14奪三振で4勝目「思いっきり腕が振れた」《一問一答》ヤクルト相手に同一カード3連勝

2025年06月12日(木) 23時59分 更新

4勝目を挙げた北山亘基投手
4勝目を挙げた北山亘基投手

■日本ハム6‐1ヤクルト(6月12日・エスコンF)

先制されたファイターズは1回、清宮の犠牲フライで同点に。

3回にはダブルスチールを試み、1点を追加して勝ち越します。

7回は五十幡が、この日2本目となるタイムリー3ベースを放ち追加点。

先発の北山亘基(26)は、8回119球を投げ、自己最多となる14奪三振で4勝目。ファイターズが同一カード3連勝を飾りました。

■4勝目を挙げた北山亘基投手の試合後《1問1答》

Q.)中盤からストレートが強くなった感じですが、要因としてどういうところが?
A.)フォーム的なところが若干浮き足立ってる感覚というか、動き的にもちょっと力の伝え方がまだ納得してないところがあったんですけど、そこが球数だったり、ピッチングの中で馴染んできてというか、しっくりくるようになってきて、より思いっきり腕が振れるようになってきたというか、初め合わせてる感じがあったので、そこがなくなってきたのが良かったんじゃないかと思っています。

Q.)序盤は変化球での三振が多かったですが、そのあたりの影響も?
A.)スプリット、フォークボールをちょっとシーズンをかけてというか、形にしていきたいっていう課題も一つあるんですけど、この調整期間中にいい発見があったりして、今日それがいい形で作れました。前半、フォークボールの三振がたくさんあったと思うので、それが真っすぐが乗ってくる前の段階で、しっかり三振取れたっていうのはすごく収穫かなというところと、真っすぐが乗ってきて、より一層、相手の手出しも広くなってきて、自分のペースになってきたので、真っすぐが本調子じゃないタイミングでも抑えられるっていう引き出しになったのは収穫だったと思う。

Q.)フォークとは何が違う?
A.)より落とそうとしないフォークというか、よりフォークにしようとせず、真っすぐの延長線上で伸びてこないで落ちるみたいな。振り出したら落ちてきたみたいなぐらいの軌道になってきてるかなと思うので、今まではフォークと真っすぐが別物っていう感じの感覚でしか落とせなかったんですけど、だんだん真っすぐの延長でフォークが落ちるようになってきたというのが、体も変わって、技術もちょっとずつついてきた結果、それができるようになってきてるんじゃないかなと思うので、まだまだ完成度は納得していないですけど、ちょっといい兆しになってきたんじゃないかと思っています。

Q.)落差自体は去年の方が?
A.)落差もありますし、バッターがスイングしかけたタイミングでどう見えてるかっていうところが大事かなと思うので、フォークと思って振って、落ちて空振りじゃなくて、真っすぐと思って振って、結果フォークだったみたいなニュアンスにちょっとずつなってきてるので、もっと精度を上げていきたいなと思っています。

Q.)握りを変えたんですか?
A.)握りもそんなに変えてないですけど、体というか、動くべきところが動いて、体の可動域だったり、無駄のない運動連鎖の中で最後まで腕が振れるとフォークも落ち方も変わってきますし、より真っすぐに近いフォークになってくるので、変化球と真っすぐは別物という考え方ではなくて、真っすぐの握りが違うだけっていう。初めから変化球を投げようとして投げるんじゃなくて、真っすぐと同じように投げて、結果、握りが違う部分変化がつくっていうような感覚で、体がそれに対応できるようになってきたので、そこはもっと精度を上げていきたいなと思っています。

Q.)登板前はエネルギーを蓄えるようなものを食べるって言ってましたけど、今日の試合前とかはどういった物を?
A.)試合前は大体、うどん1玉とフルーツをたくさんとるんですけど、24時間前から僕はカーボローディングするんです。

Q.)フルーツはどんな物を?
A.)試合前は炭水化物とビタミンとりたいっていうところで。

Q.)今日は何を?
A.)今日はオレンジとパイナップルとキウイ食べました。

Q.)1回の失点した後にしっかりと切り替えられたっていうのは、個人としてはどんなところを意識して?
A.)あれは立ち上がりでフォアボールだったり、デッドボールでのランナーではないですし、単打でOKと思って入ってるので、たまたま不運な流れで1点入っただけなので、その後しっかり最後のバッター打ち取れてるので、何も気にすることないなというか。自分が状態が悪かったり、ヒットが続いての失点というわけではなかったので、不可抗力というか、そこは気にしても仕方ないってとこで切り替えて、その後もすぐ同点に追いついてくれたので、もうここからフラットだという気持ちで、2回の頭からまた初回と同じような気持ちで入れたので、そこもすぐ取り返してくれて、野手の打撃にもすごい感謝かなと思います。

Q.)今日で8イニング投げ切って、規定投球回に乗りまして、防御率を計算したところ1.17。パ・リーグは多分、トップの隅田さんが1.18なのでトップに立つと思うのですが、防御率の数字に関してはいかがですか?
A.)そこは個人的にも目標にしてる部分ですし、もちろんやるからにはリーグで一番成績を取りたいと思ってやってるので、いま途中経過ですけど、ひとまずそこに名前が載ったってのはすごく嬉しいですし、そこに安心せず、もっともっと貪欲にやっていきたいなと思うので、とりあえずやってきた成果っていうのが、途中経過としては形になってる。数字として出てるので、そこは一つ中核として捉えて、そこからもっと高みを目指していきたいなと思います。

Q.)キャリアハイの14奪三振というのも、途中経過の中で一つの結果としてという捉え方?
A.)今日はそこまで自分の肌感覚と奪三振の多さっていうのが、あまり一致してないというか。思ったより取れた。結果的に取れたっていう三振もあったので、自分の過程だったり、道筋が納得して取れた三振というのは、14個あるうちの何個かって言われると全部ではないので、そういう意味では、数字としては良かったですけど、内容としてはちゃんと納得いった三振取れたのはもっと少なかったので、次は全部納得できるような三振に内容も伴っていけるようにやっていきたいなと思っています。

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