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海底から不審な「カニかご」71個…外国船による密漁か 中に入っていたカニはすべて海に返される 北海道猿払村沖 

2025年05月01日(木) 16時41分 更新

3月に毛ガニ漁が解禁となった北海道・猿払村の沖で、誰が仕掛けたのか分からない不審な「カニかご」が見つかりました。

海上保安庁は外国船による密漁の可能性があるとみて警戒を強めています。

那珂義也 カメラマン
「猿払村の沖合で不審な漁具が大量に見つかったということです」

こちらが、見つかった不審な「カニかご」です。



今年3月、猿払村漁協の漁船が毛ガニ漁のかごを引き上げたところ、誰が仕掛けたのかわからない「カニかご」71個も一緒に、絡まった状態で引き上げられたということです。



不審な「カニかご」が見つかったのは猿払村浜鬼志別の沖約20キロの海底で、引き上げられた際、かごの中にはカニが入っていてその場で海に返されました。



また、漁協などによりますと通常、オホーツク海の毛ガニ漁の「カニかご」は直径が1メートルほどの竹製で、エサはイカが使われますが、今回見つかった不審な「カニかご」は直径が1.5メートルほどの鉄製で、エサは、魚が使われていたということです。



海上保安庁は、外国船による密漁の可能性があるとみて、北海道や漁協と連携してパトロールを強化しています。

北海道ニュース24