SNS上のデタラメ抽選会で“5000万円当選”60代男性が受け取る手数料として約380万円詐欺被害 父親から多額の金を借り…金融機関が異変に気づき警察へ
2025年07月23日(水) 17時23分 更新

今年5月、北海道上川地方に住む60代の男性がSNSを通じて参加した抽選会で「5000万円が当選した」とメールを受けたことをきっかけに、電子マネー約380万円をだましとられました。警察は、架空請求詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、上川地方に住む60代の男性は5月18日、SNSを通じて抽選会に参加し「5000万円が当選した」というメールを受けとりました。
これを信じた男性は、当選金を受け取る手続きをしたところ、抽選会担当者を名乗る相手から事務手数料などの名目で支払いを要求され、7月17日までの間にコンビニエンスストアで電子マネーを購入。
そして、抽選会担当者を名乗る相手に少なくとも約40回にわたり電子マネーの番号を伝え、約380万円をだまし取られました。
男性は、電子マネーの購入にあたって、父親から金を借りていて、金融機関が父親の口座から短期間に多額の引き出しがあることを不審に思い警察に相談、警察がこの親子に聞き取りをしたことで事件が明らかになりました。
男性は、メールのやり取りを消すように指示されていて、被害額はさらに多いと見られています。
警察は、不審な請求のやり取りがあるときには詐欺を疑い、警察相談専用電話「#9110」に相談するよう呼びかけています。