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廃校舎がウィスキー蒸留所へ 「もし私が使わなかったら、この建物は…」北海道当別町の土地に惚れ込み、製造工程の見学もできる施設に

2025年07月17日(木) 15時25分 更新

北海道当別町に、新しいウイスキー蒸留所が整備されます。

舞台は、廃校になった小学校です。

天井の照明に挟まるバドミントンのシャトルに、歪んだバスケットゴール。



ここは、2016年に閉校した旧・弁華別小学校です。

築88年となり、現存する木造校舎としては、道内で3番目に古い建物です。



この場所をウイスキーの蒸留所として蘇らせようとしているのが、厚岸蒸留所の立ち上げにも関わった田中隆志さんです。

ウイスキースチューデント・田中隆志代表
「もし私が使わなかったら、この建物はなくなってしまうかもしれない。弊社の使命だと」



ウイスキーづくりに適した土地を探す中で、麦の栽培が盛んで水質が柔らかいなど、多くの条件が整う当別町に惚れ込みました。

蒸留所に生まれ変わるのは、体育館や図書室。



地域の観光拠点にもなるよう、製造工程の見学もできる施設を目指します。



ウイスキースチューデント・田中隆志代表
「一部の製品は、すべての原材料を当別町産に。そういうスタイルのものも作っていきたい。町の経済が活性化するようなことがあったらいい」



クラフトウイスキーの製造は、2026年8月から始まる予定です。

北海道ニュース24