【日本ハム】堅守のルーキー山縣秀の素顔に迫る 「毎日部屋で泣いていた」ミスを糧に奮闘する23歳 SNSでは「道民の孫」と愛されキャラ
2025年06月17日(火) 20時25分 更新

ファイターズで人気急上昇中、山縣秀選手(23)の素顔に迫ります。
山縣秀選手(6月4日のヒーローインタビュー)
「やりました~!」
軽快なグラブさばきに、正確で素早い送球。そして、そして、この笑顔。
山縣秀選手(1月・新人合同自主トレ)
「あの夢のような球場でこれからプレーできるのが楽しみ」
ピッチャーがずらりと並ぶ今年のルーキーで、唯一の野手登録が山縣選手。
4月15日に一番乗りで1軍デビューを果たすと、ここまで35試合に出場。
ルーキーとは思えぬ落ち着きでチームのピンチを何度も救っています。
山縣秀選手
「正直、1年目から1軍にこんなに出させてもらえているのが想像できてなかったので、(想像と)少し違った形だが、自分のできることは毎日必死になってひたむきにできていると思う」
交流戦でも12試合中11試合でスタメンを勝ち取っています。
阪神とのセ・パ首位決戦では小学生以来だというプロ初ホームランも飛び出しました。
守備に、打撃に、強いインパクトを残している23歳ですが、自身の脳裏に焼き付いているのは意外なシーンでした。
山縣秀選手
「5月9日の楽天戦ですかね」
「ハイライトって言われると、どうしても良いプレーとかホームランに行きがちだが、自分としては忘れたくないので、5月9日の初エラーとスクイズ失敗ですかね」
「自分への戒めというか、本当にあの日があって絶対これから忘れちゃいけないなっていうふうに思った日だったんで」
そんな人柄は試合前、必ず行うルーティンにも表れています。
守備位置に付くと帽子を胸に当て、グラウンドに向かって深く一礼。
エスコンフィールドに訪れたファンなら一度は見たことがあるかもしれません。
山縣秀選手
「大学3年の秋にレギュラーだったが打てなくてエラーして一回外された。本当につらくて、毎日部屋で泣いて、試合出させていただいてるというのが当たり前じゃないっていうことを再認識するために、それがないと不安というか」
感謝を忘れぬ謙虚な姿勢に人気も急上昇中です。
無邪気でかわいらしい笑顔から、SNSでは「#がたしゅーは孫」「#道民の孫」とファンの間で呼ばれるように。
山縣秀選手
「温かいファンの方々が多くて、おばあちゃんが孫を見るような。23歳で孫って言われるのは、そんな子供っぽいかなってところはあるが、一つキャッチーなフレーズみたいなのができたのが本当に嬉しい」
■山縣秀選手のプロフィール
・東京都出身
・早大学院高-早大-日本ハム(24年ドラフト5位)
・ニックネーム がたしゅー
・幼少期の習いごと ピアノと器械体操
■今季成績(6月17日現在)
・出場:35試合
・打率:.220(91-20)
・本塁打:1
・打点:4