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自動車部品の製造会社が“畑違い”のワイン造りへ「世界に向けてワインの良さを発信」北海道安平町のワイナリーで醸造

2025年09月04日(木) 18時46分 更新

チーズで有名な北海道胆振地方の安平町で、畑違いのある企業がワイン造りに乗り出しました。



ぶどうの熟成を待つ木の樽。



2日、安平町で初めて誕生したワイナリーです。手がけたのは、安平町の隣、千歳市に本社を置く意外な会社でした。



ダイナックス 小川真 社長
「電気自動車が普及してエンジン車がなくなると、我々の部品は少しずつ少なくなっていく。新しい事業を育てようとやっていてその中の一つとしてワイン事業」



本業は、自動車部品などの製造。



部品製造で培ったデータに基づく精密さをワイン作りにも応用します。



安平町は新千歳空港に近く、国内で最初に大規模なチーズ生産を始めたこともあり、この場所でのワイン作りに大きな可能性を感じているといいます。

ダイナックス 小川真社長
「町民に愛してもらえるようなワイナリーにしたい。安平から世界に向けてこの土地でできたワインのよさを発信していきたい」



その名はハンガリー語で「夢」を意味する「アーロムワイナリー」。



年間5万本の生産を目指し、2026年3月には4種類のワインを発売する予定です。

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