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赤ちゃん遺体遺棄 背景に何が…「みんな全力で助ける」妊娠で悩んでいる方は相談窓口の利用を 札幌市

2025年04月16日(水) 16時23分 更新

北海道石狩市の住宅の敷地でバッグに入った赤ちゃんの遺体が見つかった事件。

背景には、何があったのでしょうか。



時崎愛悠 記者
「男の子が見つかったバッグは、灯油タンクの下に置かれていたということです」

13日、石狩市花川南の住宅の敷地に置かれた、A4サイズのバッグの中から、生後間もない男の赤ちゃんの遺体が見つかりました。

司法解剖の結果、赤ちゃんに目立った外傷はなく、死後、数日から数週間経過しているとみられます。



胎盤とへその緒がついた状態だったことから、赤ちゃんは病院などではない場所で生まれ、適切な処置を受けなかったと考えられます。



予期せぬ妊娠で悩む女性を救う札幌の「にんしんSOSほっかいどう」です。

妊婦の中には、相手の男性や家族に頼れず、周囲に妊娠を打ち明けられない「孤立妊婦」がいると話します。



にんしんSOS ほっかいどうサポートセンター 田中佳子 所長
「『怒られるかと思った』と、たくさんの妊婦が言う。生きてきた中で、助けてもらった経験がなくて、(悩みを)言ったら怒られたとか」



ここでは、北海道や札幌市の委託を受けて、24時間365日、妊娠にまつわる相談を受け付けていて、居場所のない妊婦が無償で住める施設を併設し、継続した生活支援も行っています。



にんしんSOS ほっかいどうサポートセンター 田中佳子 所長
「赤ちゃんの命を救うには、お母さんを救わなければいけない。なんとかなると思う。相談してくれたら、みんな全力で助ける」

■「にんしんSOSほっかいどう」

電話:080-4621-7722

妊娠の相談や居場所のない妊婦の支援などを行っていて、メールやLINEでも相談ができ、女性の相談員が24時間365日、対応しています。

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