郵便局で横行する配達員への「不適切な点呼」 北海道の郵便局でも約9割が不適切…運輸局が立ち入り検査
2025年05月09日(金) 17時37分 更新
全国の郵便局で配達員への「不適切な点呼」が相次いだ問題を受け、国交省・北海道運輸局は札幌市の郵便局にも立ち入り検査に入りました。
貴田岡結衣 記者
「北海道運輸局の職員が立ち入り検査のために山鼻郵便局に入ります」
貨物自動車運送事業法に基づき、立ち入り検査が行われたのは、札幌市中央区の山鼻郵便局です。
この問題は、全国の郵便局で配達員に飲酒の有無などを確認する「点呼」が義務付けられているにもかかわらず、適切に行われていなかったものです。
日本郵便の調査の結果、道内では集配業務を行う275の郵便局うち、9割近くにあたる239の郵便局で不適切な点呼が横行していました。
この問題で、北海道運輸局が立ち入り検査に入ったのは山鼻郵便局が初めてで、今後、対象となる郵便局への検査を進める方針です。