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北海道新幹線に特急列車…“プラレールが行き交う街並み”を道の駅に展示 鉄道おもちゃに魅せられた男性が届けたいメッセージとは? 北海道
2024年09月24日(火) 20時46分 更新
スマートフォンやゲーム機が普及する中、長年愛されるあの鉄道おもちゃで、北海道十勝地方の子どもたちを楽しませている男性がいます。
その思いや願いとは…。
マチの中を行き交う北海道新幹線や特急列車。
まるで実在しているかのようなマチ並みが表現されています。
見ているだけで子ども心がくすぐられるこの作品。
走っているのは、発売から65年経った今も、多くの人々に愛されている鉄道おもちゃ「プラレール」です。
十勝地方の中札内村の道の駅に、10月4日までの期間限定で展示されています。
作ったのは、音更町に住む藤嶺匡宏さんです。
制作にかかった時間は、12時間。
藤嶺匡宏さん(55)
「山から山へ渡っていく列車や新幹線も長い車両にして、すれ違いを表現しているのが一番のポイント」
道の駅を訪れた子ども達、プラレールから目を離せません。
子ども
「かっこいい」
「すごい」
(乗ってみたいのある?)
子ども
「はやぶさ」
興味津々なのは子どもだけでなく、大人も。
保護者
「童心に返るというかとても楽しい」
「大人が見てもすごい。こんな大きいのは見ることないから」
藤嶺さんがプラレール作品の展示を始めたのは約20年前。
幼い娘と一緒に遊んでいた時の思い出がよみがえり、創作活動にのめり込んだといいます。
去年、プラレールの販売元が開いた「一畳プラレールコンテスト」では大賞に輝きました。
一方、中札内村にある帯広信用金庫の支店にもプラレールが。
実は藤嶺さんはふだん、ここで働いています。
藤嶺匡宏さん(55)
「仕事もそうなんですけど地域の方々に喜んでいただけるという取り組み自体がいいと思う」
展示を通して地域の人を楽しませている藤嶺さん。
励みとなっているのは、展示会場に置いている感想ノートです。
藤嶺匡宏さん(55)
「地元の皆さんに楽しく見ていただいている、魅力ある活動だと思います」
藤嶺匡宏さん(55)
「動いているジオラマを見ていただいて将来まちづくりだとか、いろんな職業に就く際のきっかけになっていただければいいな」
藤嶺さんの思いを乗せた列車は、これからもたくさんの人に夢を届けます。