【破産情報】アピアの婦人服店「MIZU」を経営 札幌市豊平区の婦人服販売業「奥村商事」が破産申請 負債総額は約8000万円
2025年04月30日(水) 14時59分 更新

東京商工リサーチによりますと、札幌市豊平区に本社を置く婦人服販売業「奥村商事」は、25日、札幌地裁へ破産を申請しました。負債総額は、約8000万円とみられています。
1960年設立の婦人服販売業「奥村商事」は、札幌市内に婦人服販売店「MIZU」を2店舗、「MAU」を1店舗経営し、ピーク時の1996年7月期には、売上高約3億4000万円を計上していました。
しかし、同業他社との競合や個人消費の低迷などから減収傾向が続き、2020年以降は、コロナウイルス感染拡大の影響により、需要がさらに低迷し、厳しい業況を余儀なくされていました。
新型コロナ関連融資などでしのいでいましたが、返済のめどが立たず、2024年7月期の売上高は、約9400万円にとどまり、収支面でも赤字を計上しました。
今後の業績回復の見通しが立たず、資金繰りが限界となり、事業継続を断念するに至りました。
破産申請代理人によりますと、商業施設「アピア」などに入る札幌市内3つの店舗はすでに営業を停止していて、従業員8人は解雇されるということです。