国道沿いにクマ出没 北海道厚沢部町で撮影 食害現場には親子グマとみられる2種類の足跡、新たにスイカ15個被害「やられちゃった」北海道南部
2025年08月14日(木) 16時29分 更新
7月からクマの目撃や被害が相次ぐ北海道南部では、14日も家庭菜園などが荒らされているのが見つかりました。
そんな中、HBCのカメラがクマの姿を捉えました。
道路脇を悠然と歩くクマ。
下を向き、夢中で何かを探しているようにも見えます。
14日午前9時半ごろ、北海道南部の厚沢部町の国道227号線でHBCのカメラマンが撮影しました。
現場は山の中で、近くに住宅はありません。
一方、20キロ以上離れた美和地区の田んぼでは稲が倒れ、近くには、足跡もくっきりと残っています。
午前7時ごろ、田んぼの持ち主の男性が作業のために見に行ったところ、収穫前の稲が縦5メートル横2メートルの範囲で踏み倒されて稲穂が食い荒らされているのを発見しました。
所有者の家族
「今まで(警察に)言ったことはないけど、今回まだそうなってるから届けたんですよね」
田んぼには幅約13センチのものと幅約10センチの2種類の足跡が残され、警察は親子グマのものとみています。
そして、隣町の江差町でもクマによる食害が続いていて、14日もスイカばかり15個が食べられているのが見つかりました。
被害の発見者
「きょう(スイカを)取ろうと思ったら、やられちゃった。車もバンバン通るし、こんなの初めて」
北海道は、江差町にヒグマ注意報を発表していて注意を呼びかけています。