無免許で中古車を試乗中に追突　63歳女性にけがをさせて逃走…８か月後、別の詐欺事件で逮捕されていたことが判明　46歳の男「無免許の発覚を恐れた」

2024年04月17日(水) 10時26分 更新

無免許過失運転傷害、道路交通法違反の疑いで尾頭秀信容疑者を逮捕した函館中央警察署

　去年８月、北海道函館市の国道で、無免許運転で追突事故を起こし63歳の女性にけがをさせたにもかかわらず、現場を立ち去るなどしたとして46歳の男が逮捕されました。

　無免許過失運転傷害と道路交通法違反の疑いで逮捕されたのは、住所不定・職業不詳の尾頭秀信容疑者46歳です。

　尾頭容疑者は、去年８月18日午前９時40分ごろ、函館市原木町の国道278号線を、無免許で乗用車を運転し、前を走っていた軽貨物自動車に追突。軽貨物自動車を運転していた63歳の女性にけがを負わせたまま、現場を立ち去った疑いが持たれています。
　
　女性は、腰椎を捻挫する軽傷です。

　警察によりますと、尾頭容疑者は、函館市内にある中古車販売店の車を試乗中で、事件の後、車を現場から離れた場所に放置し、行方をくらましていました。

　警察は、尾頭容疑者の行方を追っていたところ、２月に別の詐欺事件で逮捕されていることが判明し、事件から約８か月後の16日午後、逮捕しました。

　取り調べに対し、尾頭容疑者は「私が運転している車が相手の車にぶつかったのは間違いない。無免許運転していたことが発覚してしまうことを恐れていたから」などと供述する一方、女性にけがをさせたことについては、あいまいな説明をし、容疑を一部否認しています。

　警察は、逃げた後の足取りなどを詳しく調べています。