【スキージャンプ】雪印メグミルクスキー部がトレーニング公開 新加入の一戸くる実「一日も早く髙梨沙羅選手と同じでレベルで」 五輪シーズン勝負の1年
2025年06月17日(火) 18時12分 更新

17日、スキージャンプの名門チーム・雪印メグミルクスキー部が宮の森ジャンプ競技場(札幌市)でトレーニングを公開しました。
北海道石狩市出身の佐藤幸椰主将(29)や、今季新加入の一戸くる実選手(20)らチームの全8選手が参加し、ジャンプ練習や陸上でのトレーニングで汗を流しました。
2022年の北京オリンピックに出場し、2大会連続の出場を目指す佐藤幸椰主将は、今季ここまでジャンプを飛んでおらず、この日も陸上トレーニングを中心に調整しました。陸上トレーニングで調整する佐藤幸椰主将(29)
今月19日で30歳を迎えることを念頭に「シーズンを通してケガをしないための体作りをしていきたい。サマージャンプまでに体重のいらない部分をそぎ落とし、いい体に仕上げていきたい」と話しました。今月30歳となる佐藤幸椰主将(29)
2025年2月に開催されるミラノ・コルティナオリンピックに向けては「出るだけでは意味はない。そこでメダル獲得を目標に、虎視眈々と代表の最後の椅子を狙って頑張りたい」と、決意を述べました。五輪代表を狙う佐藤幸椰主将(29)
創部80年目で初の女子選手として注目を集める一戸くる実選手は、6本のジャンプを飛び、「アプローチの感覚があまりよくないので、伊東大貴監督や原田侑武コーチにアドバイスをもらいながら飛んだ」と、練習を振り返りました。6本のジャンプをこなした一戸くる実選手(20)
今季の目標は初のオリンピック出場です。
一戸くる実選手
「私が簡単にいけるような場所ではないと感じていたが、昨季から目標が明確になってきた。一日も早く髙梨沙羅選手(28・クラレ)や伊藤有希選手(31・土屋ホーム)と同じレベルで海外の試合で戦っていけるように頑張りたい」と話しました。伊東大貴監督と話す一戸くる実選手(20)
また、最近ハマっていることは「カマンベールチーズを箸に刺して火で炙り、毎日2個くらい夜に食べる。(本当は控えなければいけないけれど)美味しいんですよ」とお茶目な一面も披露。取材に応える一戸くる実選手(20)
乳製品パワーで今季の更なる飛躍を誓いました。今季の飛躍を誓う一戸くる実選手(20)
チームは7月26日のサンピラー国体記念大会(名寄市)から今季のサマーシーズンをスタートさせます。