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YOSHIKIさんが北の大地でワイン造り「やるからには、世界一のワインを目指す」日本を代表する醸造家・曽我貴彦さんとタッグ…年間約2500本を生産へ 北海道余市町

2025年05月30日(金) 13時31分 更新

ミュージシャンのYOSHIKIさんが30日、北海道余市町を訪れ、自身初となる日本国内でのワイン造りをスタートさせました。

YOSHIKIさん
YOSHIKIさんは、現在活動拠点にしているアメリカのカリフォルニアで、2009年から名門ワイナリーとコラボしてワイン造りに携わっています。

YOSHIKIさん
自身がプロデュースしたブランドワイン「Y by YOSHIKI」は、ディナーショーなどでも提供され、ワイン愛好家の間で人気となっています。

そんなYOSHIKIさんが、日本でのワイン造りの拠点に選んだのが北海道余市町。

YOSHIKIさんが苗木を植えた「フィールドオブドリームスワイナリー」(30日・北海道余市町)
余市町は、ブドウ栽培に適した自然条件が整っていて、国内外で高い評価を得ている醸造家・曽我貴彦さんも余市町でワイナリーを経営しています。

「フィールドオブドリームスワイナリー」に移動するYOSHIKIさん
YOSHIKIさんは、曽我さんの監修のもと、曽我さんのワイナリーの近くにピノ・ノワールという品種のブドウ1191本を栽培し、ボトルに換算して年間約2500本を生産する予定です。

苗木を植えるYOSHIKIさん
30日午後3時すぎ、余市町のワイナリーを訪れたYOSHIKIさんは、曽我さんやワイナリーの管理会社『フィールドオブドリームス』と調印式に臨み、「余市の出汁のような旨み感があるワインに育てたい。やるからには、世界一のワインを(曽我さんと)目指していきたい」と抱負を述べました。

醸造家の曽我貴彦さん(左)とYOSHIKIさん(右)
その後、YOSHIKIさん、まだ何も植えられていない畑に、ピノ・ノワールという品種のぶどうの苗木を植えました。

YOSHIKIさんにとって国内初のワイン作りになる産地に、余市町が選ばれたことについて、齊藤啓輔町長は「ワインで地方を創生するという戦略の元でプロジェクトが動き出した。今後は世界的なアーティストYOSHIKIさんによって広がりが出てくるので、余市が名醸地として、さらに素晴らしい産地になることを期待しています」とコメントしています。

余市町は2024年、フランスのブルゴーニュ地方のワインの産地、ジュヴレ・シャンベルタン村と親善都市提携を交わしていて、お互いのブドウ農家やワイン生産者との交流のほか、栽培や醸造に関する共同研究を進めています。

YOSHIKIさん「やるからには、世界一のワインを目指したい」
余市町でのYOSHIKIさんのワイン造りは、苗木から醸造、出荷まで5年ほどかかる見込みで、余市町もワインを軸にした観光産業の広がりに熱い期待を寄せています。

北海道ニュース24