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【旭川中2女子いじめ凍死】市側が賠償責任認める方針 一部の事実関係や賠償額については争う姿勢 約1億1500万円の損害賠償を求めた訴訟は6月6日に第一回口頭弁論

2025年06月03日(火) 10時59分 更新

公園で凍死した状態で見つかった廣瀬爽彩さん
公園で凍死した状態で見つかった廣瀬爽彩さん

北海道旭川市で4年前、いじめを受けていた女子中学生が自殺し、遺族側が旭川市に約1億1500万円の損害賠償を求めている訴訟で、市側が一部の事実関係や賠償額について争う方針であることがわかりました。

4年前に旭川市内の公園で凍死した状態で見つかった中学2年(当時)の廣瀬爽彩さんを巡っては、問題を調べていた再調査委員会が2024年、いじめと自殺の因果関係を認めていました。

公園で凍死した状態で見つかった廣瀬爽彩さん
廣瀬さんの遺族側は2025年2月、「学校および市教委は、発達特性の問題、家庭環境の問題として責任転嫁し、問題を矮小化するなどして、いじめの認知を徹底して回避した」などとして約1億1500万円の損害賠償を求めて旭川市を提訴していました。

廣瀬爽彩さんが見つかった公園
関係者によりますと、市側は裁判で賠償責任を認める一方で、賠償金額について争う方針だということです。

旭川市役所
市側は、遺族が訴えた事実関係の一部についても争うとみられています。

第一回口頭弁論は6月6日に旭川地裁で開かれる予定です。

第一回口頭弁論は6月6日(旭川地裁)

北海道ニュース24