世界初技術!「水素焙煎コーヒー」誕生 673杯分で植樹1本分のCO2削減効果 熱源をガスから水素に転換 「温度変化でコーヒーの特徴を引き出しやすい」
2025年08月04日(月) 16時24分 更新
「世界で初めて」という技術が詰まったコーヒーを味わえるイベントが札幌市で始まりました。
いつものコーヒーとひと味、違います。
コーヒーメーカーから出てきたのは水素を燃料に豆を焙煎したコーヒーです。
この「水素焙煎コーヒー」は「UCC」が開発したもので、焙煎の工程でこれまで使っていた熱源をガスから水素にすることで、CO2の排出量“ゼロ”を実現しました。
世界で初めて量産化に成功した技術です。
いつものコーヒーをこの「水素焙煎コーヒー」に切り替えると、673杯で植樹1本分のCO2削減効果があるということです。
さて、気になる味は?
荒木颯太 記者
「フルーティーな香りも残しつつ、後味はクリアな味わいとなっております。おいしいです」
サッポロウエシマコーヒー 加藤勝彦社長
「従来の天然ガスは(ばい煎時に)直線的に温度が上がる。水素は温度を一気に上げたり、じわりじわりと上げたり、そういった温度の変化をすることでコーヒーの特徴をより引き出しやすい」
地球にやさしく、水素焙煎ならではの味も楽しめる体験イベントは、札幌三越で8月11日まで開かれています。