郵便局員装い90代女性宅を訪問「今のキャッシュカード使えなくなる」とカード詐取 地元の山口県警に出頭の18歳男「お金が欲しかった」札幌市厚別区
2025年08月09日(土) 11時56分 更新
特殊詐欺の疑いで18歳の男を逮捕した札幌厚別警察署
7月に、氏名不詳の共犯者とともに、札幌市厚別区に住む90代女性からキャッシュカードをだましとったとして、18歳の男が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、山口県山口市に住む18歳の風俗店従業員の男です。
男は、7月25日札幌市厚別区に住む90代の女性の家を訪問し、郵便局員を装って「8月1日から今のキャッシュカードが使えなくなるので、古いのを処分します」などと嘘を言って、キャッシュカード１枚をだましとった疑いが持たれています。
男は6日、山口県警に出頭し、警察は裏づけ捜査を進め、容疑が固まったとして8日逮捕しました。
取り調べに対し、18歳の風俗店従業員の男は「お金が欲しかったので、今回の特殊詐欺をやりました」と話し、容疑を認めているということです。
警察によりますと、男は詐欺グループの現金などを受け取るいわゆる「受け子」だったということですが、今回はだまし取ったキャッシュカードから50万円が引き出されていて、警察は男が関与していないか捜査しています。
また警察は、指示役など詐欺グループの全容解明に向けて調べを進めています。