警察官かたる男らに938万円だまし取られる 北海道北見市の男性 「保釈金」名目で現金要求され振り込み
2025年09月07日(日) 18時31分 更新

北海道北見市に住む30代の男性が、警察官を名乗る男らに、現金938万円をだまし取られました。
北見市に住む30代の男性は9月1日、携帯電話会社をかたる自動音声の電話を受け、「あなたの携帯電話から不正なメールが送信されている」と、説明を受けました。男性が詳しい話を聞こうと、指示されたとおりに携帯電話を操作したところ、長野県警の警察官を名乗る男から「このままだと身柄が拘束される」などと言われ、「保釈金」を振り込むよう要求されました。
その後も、警察官や検察官を名乗る人物とSNSを通じたやり取りが続き、男性は9月2日と3日に、インターネットバンキングで、指定された口座に現金938万円を振り込みました。
男性は7日の朝になり、ラジオのニュースで同様の詐欺事件が発生していることを知り、詐欺被害に遭ったことに気付いたということです。
警察は、「警察官などをかたり、『携帯電話が詐欺に使われている』と不安を煽り、保釈金などの名目で現金を要求する手口が増えている」と、注意を呼びかけています。