トラブル続発のJR北海道へ全国初「強化型保安監査体制」適用の立ち入り監査 3か月おきに安全状況を確認
2025年05月27日(火) 16時34分 更新
安全管理上のトラブルが相次ぐJR北海道に対し、国は全国で初めて保安監査を重点的に行う「強化型保安監査体制」を適用し、27日、立ち入り監査に入りました。
・三國谷浩司記者
「午前10時です。国交省と北海道運輸局の係官がJR北海道本社へ監査へ入りました」
JR北海道は2024年11月、砂川駅構内で保線作業員3人が見張りを置かずに作業を行い、会社に虚偽の報告をするなどトラブルや不祥事が相次ぎ、国から改善指示を受け、再発防止策を提出していました。
しかし、その後も見張りの担当者が持ち場を離れて保線作業を行うなどしていて国はJR北海道に対し約2年間、継続的・集中的に監査を行う「強化型保安監査体制」を全国で初めて適用しました。
最初の立ち入り監査は30日までの予定で、3か月おきにJR北海道に安全状況を確認するとしています。