北海道でマダニ媒介「重症熱性血小板減少症候群」感染を初確認 頭痛や下痢などの症状で入院の60代男性回復へ
2025年08月07日(木) 19時31分 更新
北海道に住む60代の男性がマダニが媒介する感染症、SFTSを発症したことが分かりました。
北海道で確認されたのは初めてです。
北海道によりますと、SFTS=重症熱性血小板減少症候群を発症したのは、北海道に住む60代の男性です。
男性は7月30日に発熱し、頭痛や筋肉痛、下痢などの症状を訴え、8月2日に病院を受診。
ダニに刺されたような跡があったことから検査をしたところ、SFTS陽性であることが分かりました。
男性は、現在も入院していますが症状は回復に向かっているということです。
重症熱性血小板減少症候群は主にSFTSウイルスを持つマダニに刺されることで感染する「ダニ媒介感染症」で重症化すると死に至る恐れがあります。
北海道は、ウイルスに感染した猫や犬からも感染するおそれがあるため、犬猫用のダニの駆虫薬の活用も呼びかけています。