「両親が家におらず、連絡もつかない」北海道・夕張岳の登山口で無人の車見つかる 7日から連絡がつかない60代夫婦、遭難の可能性
2025年05月09日(金) 10時31分 更新

8日午後、北海道・夕張岳の登山口で無人の車が見つかりました。
車は前日から行方が分からなくなっている60代の夫婦のもので、夕張岳で遭難した可能性があるとして、警察と消防などが付近を捜索しています。札幌に住む60代夫婦が行方不明(9日 北海道南富良野町)
行方がわからなくなっているのは、札幌に住む60代の夫婦です。娘から夫婦に連絡つかず(9日 北海道南富良野町)
警察によりますと、7日、夫婦どちらかの勤務先から娘に対し無断欠勤の連絡が入ったことから、電話したものの連絡がつきませんでした。
このため、娘が「両親が家におらず、連絡もつかない」と警察に行方不明届を出したということです。夕張岳金山コースの登山口付近(9日 北海道南富良野町)
警察が夫婦宛に残したメモ(9日 北海道南富良野町)
警察は、夫婦が登山や山菜採りが趣味で、去年夕張岳を訪れていたなどといった、娘から聞いた情報をもとに、夕張岳付近をヘリコプターなどで捜索したところ、8日午後3時半すぎ、南富良野町の夕張岳金山コースの登山口付近で、夫婦が使っている車を発見しました。山岳救助隊などが約20人態勢で捜索(9日 北海道南富良野町)
ヘリが夫婦が使っている車を発見(9日 北海道南富良野町)
警察は、夫婦が夕張岳で遭難した可能性があるとみていて、9日午前7時ごろから、山岳救助隊などが約20人態勢で、登山道や麓一帯を捜索しています。