「性的欲求を満たすために…」部下隊員の尻を触るわいせつ行為 約1年間繰り返す…陸上自衛隊の50代陸曹長を停職11か月
2025年06月23日(月) 13時56分 更新

陸上自衛隊の50代の陸曹長が、部下隊員にキスや尻を触るわいせつな行為をしていたとして、停職11カ月の懲戒処分となりました。
懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊北海道補給処安平弾薬支処の50代の陸曹長です。
安平駐屯地司令によりますと、陸曹長は2021年2月2日、安平駐屯地で休憩していた部下隊員に対して、キスをするなどのわいせつな行為を行いました。
また、2021年5月ごろから、同じ部下隊員に対して尻を触るなどのわいせつな行為を約1年間にわたり繰り返したということです。
陸上自衛隊は陸曹長と部下隊員の性別を明らかにしていません。
2022年7月に、被害者である部下隊員の家族が安平駐屯地に問い合わせをしたことでわいせつ事案が発覚しました。
安平駐屯地の聞き取りに対し、50代の陸曹長は「性的欲求を満たすためだった」と話しているということです。
その後、陸曹長と部下隊員の間では、示談が成立。安平駐屯地は、23日付で陸曹長を停職11カ月の懲戒処分にしました。
安平弾薬支処長兼安平駐屯地司令は「今後は隊員指導の徹底を図り、より健全な部隊の育成に邁進してまいります」とコメントしています。