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タンチョウ生息への影響危惧…北海道釧路湿原周辺のメガソーラー開発計画巡り、釧路教育委員会が意見書を文化庁に提出 26日にも文化庁が見解示す見通し

2025年08月26日(火) 12時29分 更新

メガソーラーの建設現場(7月 北海道釧路市)
メガソーラーの建設現場(7月 北海道釧路市)

 北海道釧路湿原周辺でのメガソーラー開発計画を巡り、釧路市教育委員会が意見書を文化庁に提出していたことがわかりました。

メガソーラーの建設現場(7月 北海道釧路市)
大阪の「日本エコロジー」は、釧路市北斗に約6600枚の太陽光パネルを設置する計画を進めています。

周辺に生息するタンチョウ
しかし、近くにはタンチョウや国の天然記念物であるオジロワシなど希少な猛禽類が生息していて、釧路市教育委員会は、22日に「タンチョウなどの滅失や毀損などに及ぶ可能性を危惧している」と文化庁に意見書を提出していたことがわかりました。

今後、専門家に意見を聞いた上での再報告と工事による影響の軽減を事業者に求めるとしていて、文化庁は、26日にも、見解を市教委に伝達する見通しです。

太陽光発電所の建設を巡り、文化庁が自治体に見解を伝えるのは初めてとみられます。

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