北海道で今季初「熱中症警戒アラート」帯広市で36.8℃…体育授業の中止や学校祭の延期も 道内各地で20人以上が熱中症の疑いで病院搬送
2025年07月07日(月) 16時01分 更新
7月7日の北海道内は、十勝地方やオホーツク海側を中心に危険な暑さとなりました。
今シーズン初となる熱中症警戒アラートが発表されるなか、病院に運ばれる人も相次いでいます。
帯広駅前の温度計。目盛りは40℃を示しています。
南から暖かい空気が流れ込んだことなどで、道内は厳しい暑さとなり、環境省と気象庁は十勝地方と網走・北見・紋別地方に、今シーズン初めて「熱中症警戒アラート」を発表しました。
午後4時までの最高気温は、帯広で36.8℃、置戸町境野と池田町で36.4℃など猛暑日となったほか、札幌でも32.4℃となりました。
帯広市では、水遊びで暑さをしのぐ子どもたちの姿が多く見られました。
帯広市教育委員会によりますと、市内の小学校と義務教育学校では、7月7日に引き続き、8日も屋外での体育の授業を中止に。
中学校については、8日も部活動も全面中止とし、午前授業とすることが決まりました。
帯広市内の高校生
「学校祭が延期になった。きょうが最終日だった」
一方、こちらは帯広の隣の幕別町。
こちらも最高気温が36℃近くまで上がる中、パークゴルフを楽しむ人たちの姿が。
パークゴルフを楽しむ人
「水が最高」
「(やめるという選択肢は?)きょうはなかった。運動のために」
この暑さで病院に搬送される人も急増。
消防によりますと、石狩市のゴルフ場では、70代の男性が熱中症の疑いで病院に運ばれ、心肺停止の状態となっています。
また、札幌市で6人など、道内各地で20人以上が熱中症の疑いで病院に運ばれました。