わざわざ愛知県から北海道へ 金融機関の職員装い高齢女性のカードをだまし取ったか JR帯広駅にいた16歳の少年を逮捕 北海道十勝地方
2025年08月13日(水) 13時16分 更新

12日、北海道十勝地方に住む80代の女性からキャッシュカードをだまし取ったとして、愛知県から来た16歳の少年が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、愛知県岡崎市の自称・アルバイトの16歳の少年です。
少年は共犯者とみられる人物と共謀し、12日午後2時半ごろ、十勝地方に住む80代の女性宅を訪れ、金融機関職員を装ってキャッシュカード3枚をだまし取った疑いがもたれています。
警察によりますと、少年が訪れる1時間ほど前には、女性宅に電話があり、「保険料の還付金を受け取るためにはキャッシュカードの交換が必要です。このあと金融機関の職員が伺います」などとカードを用意するよう女性に指示していました。
少年にカードを渡した女性は不審に思って家族に相談し、少年が名乗った金融機関に確認したところ詐欺と発覚。
金融機関からの通報を受けた警察が、防犯カメラの映像などから少年を特定し、JR帯広駅にいた少年を逮捕しました。
少年は逮捕時に、盗んだ3枚のキャッシュカードを持っていましたが、お金を引き落としていたかどうかは分かっていません。
取り調べに対し16歳の少年は、「間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察は少年が詐欺グループの受け子とみて、犯行の経緯を調べるとともに、全容解明に向け捜査を進めています。