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高校授業料無償化の関連システム導入でコピペをミス…保護者の所得金額など閲覧できる状態に 気づいた保護者からの連絡で発覚 北海道立有朋高校

2025年08月09日(土) 11時00分 更新

札幌市北区にある北海道立有朋高校は、パスワードの設定ミスによって保護者の氏名や所得金額などの個人情報が不適切に閲覧できる状態にあったと発表しました。

北海道有朋高校によりますと、今月4日から7日にかけて、高校の授業料無償化に関連するシステムを導入した際、生徒と保護者の情報を誤って入力しました。

これにより、本人が閲覧する個人情報(氏名・生年月日・電話番号・課税地・所得金額)が、ほかの生徒や保護者が閲覧できる状態になっていたということです。

6日、ログインした保護者1人から学校に連絡があり、ミスが発覚。調べたところ、パスワードを更新する際に、1年生51人の生徒名と保護者名のコピーアンドペーストを誤っていたことがわかりました。

学校は保護者への聴き取り調査を行い、8日夜の時点では、他人の個人情報を閲覧したのは、連絡した保護者1人だったということです。

学校は、7日までに1年生の生徒51人の家族に謝罪しました。

パスワードの更新作業は、事務職員が1人で行っていたということで、今後、学校側は再発防止のために複数人でのチェックを徹底するとしています。

北海道有朋高校の阿部譲校長は「個人情報のチェック体制が十分でなかったことを重く受け止め、生徒・保護者に深くお詫びします。改めて個人情報の重要性を確認し、原因を究明した上で、再発防止を徹底していく」とコメントしています。

北海道ニュース24