郵便局員が出勤時に酒気帯び運転 出勤前に飲酒していた事実認める さらに2人の局員が集配業務前チェックでアルコール検出 北海道
2025年06月30日(月) 18時49分 更新

5月、北海道の郵便局で、3人の社員の呼気からアルコールが検出され、このうちの1人は出勤時に酒気帯び運転をしていたことがわかりました。
5月下旬、出勤時に酒気帯び運転をしていたのは旭川市の西神楽郵便局に勤める社員です。西神楽郵便局に勤める社員が出勤時に酒気帯び運転(資料)
日本郵便北海道支社によりますと、この社員は自身の車を運転して西神楽郵便局に通勤していましたが、出勤後に体調確認のチェックをしたところ、道路交通法の酒気帯び運転にあたるアルコールが検出されました。
この社員は北海道支社の聞き取りに対して、出勤前に飲酒していたと話しているということです。
西神楽郵便局は規模が小さいため、社員が担当していた業務は窓口業務のみで、集配作業は行っていませんでした。
このほか、北見局と岩見沢局の社員2人が、集配業務前のアルコールチェックで基準値未満ではありますが、アルコール検出されたということです。北見局と岩見沢局の社員2人が酒気を帯びた状態で出勤(資料)
2人の社員はそれぞれ車で出勤していて、前日に飲酒していたと説明しています。
今年4月には、北海道支社の管内で集配業務を行う275の郵便局のうち、9割近くにあたる239の郵便局で、義務付けられている配達員への点呼を不適切に行っていた事実が明らかになっています。
日本郵便北海道支社は、3人の社員を就業禁止にしていて、処分については社内規定に基づいて厳正に対処していくと説明しています。