なぜ高速道路を“逆走”?交通量少ない分岐点『平面Y型』とは?北海道ではインターチェンジ63か所のうち6か所に建設
2025年05月02日(金) 17時05分 更新
連休は車で出かける機会が増えますが、大きな事故につながるのが高速道路での逆走です。
北海道内にも逆走を生み出しやすい分岐点が6か所にありました。
4月26日、栃木県の高速道路で、逆走した車が正面衝突するなどして3人が死亡しました。
逆走した車は、分岐点で進入禁止の道路に誤って入ったものとみられています。
ドライバーが間違いやすい分岐点とは?
時崎愛悠 記者
「東千歳ICに入りました。分岐点を右にいくと正しい方向ですが、左に走行してしまうと逆走になってしまいます」
矢印の表示で正しい方向の道路が示されています。
反対の道路には進入禁止の標識があるものの、車の進入を完全に防げる構造にはなっていません。
この分岐点は『平面Y型』と呼ばれ、道内63か所のインターチェンジのうち、豊浦・千歳東・鵡川穂別・芽室・池田・深川西の6か所にあります。
建設用地が狭い場合や、コストを削減するために、比較的交通量が少ない場所で採用されるということです。
道内の高速道路では、逆走による事故が過去5年間に9件起きていて、分岐点では、より一層の注意が必要です。