駆除されたヒグマが“襲った個体”と断定 遺体近くにいた母グマのDNA型が一致 北海道羅臼岳で26歳男性死亡
2025年08月19日(火) 19時38分 更新

先週、知床半島の羅臼岳(標高1661m)で登山者の男性を襲って死亡させたクマ。事故から5日。
道はDNA鑑定の結果、男性を襲ったのは、遺体の近くで駆除された母親のクマだったと特定しました。
羅臼岳では先週14日、友人と登山をしていた26歳の男性がクマに襲われて死亡しました。
そして翌日。
片山侑樹記者
「今ハンターが降りてきて…撤収を始めるのでしょうか」
男性がクマに襲われた登山道から約200メートル離れた山中で、遺体の近くにいた親子のクマ3頭が駆除されました。
北海道立総合研究機構(道総研)が駆除された3頭のクマについて肝臓などのDNA型を鑑定した結果、母親のクマと男性の衣類に付着していたクマの体毛とだ液のDNA型が一致したということです。
男性を襲ったクマは駆除されましたが、羅臼岳の入山口は引き続き閉鎖されていて、北海道斜里町は規制を解除する時期について未定としています。