自動運転「ロボタクシー」の実証実験、時速60キロで住民が試乗「免許証を返納したから便利」過疎地域の移動手段に道筋 北海道上士幌町
2025年10月03日(金) 22時00分 更新
北海道十勝地方の上士幌町で、3日、自動運転の「ロボタクシー」の実証実験が始まり、さっそく町民が試乗しました。
3日始まった上士幌町のロボタクシーの実証実験です。
アクセルやブレーキなどを自動で制御し、不測の事態に備えてオペレーターが同乗する自動運転レベル「2」で行われます。
実験では100キロの距離を時速60キロで走り、3日は上士幌町の市街地と農村エリアの間で住民2人が試乗しました。
試乗した住民
「免許証を返納したから便利だと思う」
上士幌町デジタル推進課 梶達課長
「広大なエリアを自動運転でカバーしていくと60キロくらいのスピードが出る。今回のロボタクシーの実証実験を将来的な課題解決につなげていきたい」
今回の実証実験は10月22日までの間に、8日間行われる予定です。
上士幌町は、将来的にドライバーの運転操作が原則不要になるレベル「4」のロボタクシー導入を目指していて、人口減少や過疎化が進む中でも町民の移動手段を維持していきたい考えです。