「緊急銃猟」制度1日スタート 市街地での猟銃発砲が市町村判断で可能に 生活圏でクマ出没が相次ぐ北海道では課題も
2025年09月01日(月) 12時09分 更新
市街地にクマが侵入した場合、猟銃の発砲が市町村の判断で可能になる「緊急銃猟」制度が1日から始まりました。
改正法が1日施行され、始まった「緊急銃猟」制度。
人の生活圏でクマの出没が相次いでいることを受け、「住民などに猟銃で危害を及ぼす恐れがない」ことなど一定の条件を満たせば、市街地での猟銃の発砲が市町村の判断でできるようになりました。
これまで、市街地での発砲は緊急性の高い場合のみ、警察の許可を得て例外的に行われてきましたが、この制度で、より予防的、かつ迅速な対応ができるようになります。
一方で、市町村側とハンターとの連携体制や万が一、事故が起きた場合の補償などに課題も残っています。