死体遺棄事件の全容は?逮捕者が5人にのぼる異例の展開 容疑者がさらにいる可能性も 北海道むかわ町
2025年09月30日(火) 20時26分 更新
北海道胆振のむかわ町で、札幌市の男性が遺体で見つかった事件。
9月29日、新たに37歳の男が警察に出頭し、逮捕者が5人に上る異例の展開となっています。
死体遺棄の疑いで逮捕された岡崎勇貴容疑者(37)は、8月3日未明、すでに逮捕されている大上文彦容疑者(49)、梅津悠希容疑者(36)と共謀し、むかわ町の山中に西村隆行さん(55)の遺体を遺棄した疑いがもたれています。
岡崎容疑者は「本当のことを話そうと思った」と、捜査本部がある札幌白石警察署に29日、出頭しました。
一方、岡崎容疑者と知人関係にある梅津容疑者は、これまでの調べに「岡崎に頼まれて穴を掘った」と供述していて、捜査本部は事件の全容解明に向け調べを進めています。
■逮捕者は5人に それぞれの関係性
逮捕された人物がどのように関わっているのか整理していきます。
事件が起きたのは、8月2日の夜です。
被害者の西村隆行さんを包丁で切りつけた疑いで、大上文彦容疑者が逮捕されています。
さらに、大上容疑者の知人の渡邊斉(68)と齊藤朋世容疑者(52)は、大上容疑者に包丁を持ち帰らせるなど、証拠を隠滅した疑いが持たれています。
その後、西村さんは行方がわからなくなりました。
8月3日未明、むかわ町で、大上容疑者、梅津悠希容疑者、岡崎勇貴容疑者が共謀して、西村さんの遺体を土の中に埋めた疑いが持たれています。
遺体は重機を使って掘られ、深さ約4メートルの穴に埋められていて、この穴を掘るように梅津容疑者に依頼したのが岡崎容疑者とみられています。
さらに、捜査関係者への取材によりますと、5人のほかにも事件に関わった人物がいるとみられ、捜査本部が事件の全容解明を急いでいます。