速度を守る車が2割⇒7割に?「可搬型ハンプ」を小学校正門前に設置 スピードを出した車が通過すると運転手が不快に感じる構造
2025年08月22日(金) 18時08分 更新
北海道札幌市などの小中学校は来週から新学期です。
通学路の安全を守ろうと、北見では車の速度を抑えるための「実験」が始まりました。
小学校の正門前に設置されたのは、長さ6メートルの「可搬型ハンプ」という設備です。
道路の一部を盛り上げたコブのようなつくりで、車がスピードを出して通過すると運転手が不快に感じるため、スピードを抑える効果が得られるということです。
この小学校のそばでは、2023年も「可搬型ハンプ」を試験的に設置。
その結果、時速30キロの制限速度を守って走る車の割合が、それまでの2割から7割に増え、市民から「正門前にも設置してほしい」と要望が上がっていました。
北見市道路管理課計画係 渡部剛喜係長
「来週から夏休みが明けて学校も始まるということで、子どもたちの安心安全な歩行空間を作っていければいい」
北見市は約1か月間の試験設置で効果が確認されれば、今後、常設の「ハンプ」に切り替える方針です。