【国内初】ホンダ開発「再使用型」ロケットが離着陸実験に成功 民間企業では国内初 車の自動運転技術を活用 北海道大樹町
2025年06月18日(水) 16時27分 更新
ホンダは、北海道十勝地方の大樹町で小型ロケットを発射させた後に着陸させる離着陸実験に成功したと発表しました。
国内の民間企業で初めてということです。
17日午後4時すぎ、大樹町にある専用の実験場から打ち上がった全長6.3メートルのロケット。
高度300メートルに達した後、逆再生のように発射地点へ戻っていきます。
飛行時間は約1分間でした。
この技術は、従来の使い捨てのロケットとは違い、何度も繰り返し再使用できることが特徴です。
姿勢の制御には、車の自動運転の技術が活用されているということです。
大樹町で宇宙港の整備を手がける会社は…。
北海道スペースコタン 小田切義憲 CEO
「今後もそういう形で国内・海外を問わず、広くこの場所(大樹町)を知っていただく機会として、今回のホンダさんの実験の成功は非常にインパクトが大きい」
ホンダは、今回の実験で「再使用型」ロケットの開発をいったん止め、2029年を目標に宇宙に到達できるロケットの開発を進めるということです。