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核燃料輸送船が使う“新港”泊原発の外「渋井地区」に建設する計画 北電が泊村に説明 高橋鉄徳村長「住民の安全安心のために真摯に適切に対応を」

2025年06月11日(水) 16時26分 更新

北海道電力は泊原発の核燃料の輸送船が使う新しい港を、原発の北側に位置する北海道泊村の渋井地区に建設する計画を発表しました。



11日夕方、泊村を訪れた北海道電力の幹部が、泊原発の外に建設する港についての計画を髙橋村長に報告しました。

泊原発3号機は4月、原子力規制委員会による再稼働のための審査に事実上合格しています。



しかし原発の敷地の外に新たに造る予定の港から核燃料を陸送する際の安全対策が課題となっていました。



北海道電力が11日明らかにした新しい港の建設場所は原発の北側約1キロの場所にある泊村の渋井地区です。

この場所に核燃料の荷揚げ場や防波堤を作り、原発までは国道229号線の下を通る専用の道路で結ぶ計画です。



北海道電力は新しい港と輸送経路について防護フェンスや監視カメラを設置するとともに、警備員を配置して原発と同じレベルの安全対策を講じるとしています。



・泊村 高橋鉄徳 村長
「住民の安全安心のために事業者としてしっかりと説明責任を果たしながら真摯に適切に対応して頂きたいと思います」

・地元の住民
「あとはもう安全第一なのかなと思うんですけど、北海道電力さんがなければこの村は過疎化かなと思うぐらい。だけどこんなに人が出入りしているからこれから潤って活気づいていけばいいなと」



北海道電力は12日、鈴木知事や原発周辺の自治体に計画を報告するとともに、6月中に泊村の住民に向けた説明会を開催する方針です。

北海道ニュース24