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入学者42人の平均年齢は75歳 人生の学び舎で何度目かの青春を 社交ダンスやコーラス、詐欺被害の防止に相続などの講座も 卒業式は8年後

2025年04月17日(木) 17時58分 更新

 いつまでも学び、成長を続けたい。そんな42人の高齢者が17日、北海道江別市の学びの場に入学しました。平均年齢は「75歳」です。

17日、江別市の公民館で開かれた生涯学習の学びの場「聚楽学園」の入学式です。



入場してきたのは、42人の新入生。平均年齢は75歳。



聚楽学園は、江別市教育委員会が設置した高齢者大学を卒業すると進学できる、いわば「大学院」です。

学園生が力を合わせて自主運営していて、ことしで開設50周年を迎えました。

新入生代表 笠井正和さん(71)
「人生100年を目指し、8年という長い期間ではあるが、同期の仲間42人とともに頑張ります」



社交ダンスやコーラスといった7つの専攻講座に加え、詐欺被害の防止や相続などの教養講座もあります。



新入生(81)
「ぴかぴかの1年生だと思って」



新入生(83)
「僕の年代は認知症が一番心配なものですから、太極拳を習うことによって、運動神経が少しでも維持できるのはと思っています」



毎年、野外研修や学園祭も開いていて、何度目かの青春を味わえるのです。

広がるのは知識だけではありません。

新入生(83)
「(目標は)仲間づくりですね。一番は」
「一人で暮らしていますから、ここに来るのが何よりも楽しみです」



平均年齢75歳の新入生が卒業するのは、8年後。



ピカピカの1年生たちは、新たな仲間との出会いと学び続ける幸せに、胸を躍らせています。

北海道ニュース24