最大瞬間風速24.3mを観測 襟裳岬付近に上陸した台風5号は温帯低気圧に変わる 北海道内は大気の状態が不安定で局地的な雷にも注意
2025年07月15日(火) 20時49分 更新
台風5号は、15日未明に北海道襟裳岬付近に上陸しました。北海道に台風が上陸するのは、9年ぶりです。
石黒拓海記者(15日午前5時ごろ・釧路港)
「午前5時の釧路港です。水面をみてみますと細かく大きな波が発生しています」
午前2時ごろ、襟裳岬付近に上陸した台風5号。
北海道に台風が上陸するのは2016年以来、9年ぶりです。
台風の接近に伴い、釧路市では午前5時前に最大瞬間風速24.3メートルを観測しました。
石黒拓海記者
「太く大きい木が完全に根元が折れてしまっています。そして生えていたとみられる場所は穴が空いています」
台風の影響でJR北海道では、根室線や釧網線などの一部の列車で昼前まで運休が発生したほか、釧路地方と根室地方では公立の小中学校などあわせて37校が臨時休校し、68校が始業時間を繰り下げました。
道の危機対策課によりますと、これまでに被害の情報は入っていないということです。
台風5号はオホーツク海に抜け、午前9時ごろに温帯低気圧に変わりましたが、道内は大気の状態が不安定でこのあと、広い範囲で雨が降り、局地的な雷にも注意が必要です。