【自民党総裁選】4日投開票 5人に聞いて欲しい道民の声“コメ・物価高・外国人政策”総裁選で自民党は変わるか
2025年10月03日(金) 20時07分 更新
4日に迫る自民党総裁選。選挙で大敗し、崖っぷちの「少数与党」を率いるトップ。
そして事実上、次の総理大臣が選ばれます。
上がりっぱなしの物価に、ぜんぜん上がらない手取り。
5人の主張は投票権を持つ自民党員だけで、私たちに向いているのか。聞いてほしい!道民の声です。
■農業を営む自民党員の男性(48)
道南、北斗市の農業、畠山誠さんは、総裁選で投票権を持つ自民党員です。この秋、米の高騰で収入は増えましたが、もろ手を挙げて喜んではいません。
・畠山ファーム 畠山誠さん(48)
「(価格が)急に上がりすぎたから急激に下がる可能性は当然ある。将来の投資が計画的にできない」
物価高騰のあおりは、生産者も受けています。
機械の維持費、肥料や燃料代も高騰し、経営を圧迫する中、米の価格が見通せないままでは、投資に踏み切れません。
・畠山ファーム 畠山誠さん(48)
「経費なり手間に見合った価格の形成、いちばん望むこと」
■札幌市内の4人家族
「いただきます!」
札幌市の橋本さん家族です。
食べ盛りの高校生と大学生、夫と4人で生活。
以前は、毎日5合の米を炊いていましたが、いまは4合に減らしています。
橋本法子さん(52)
「おにぎりも作らなくなった。海苔も高いから。「新米」って書いてあるのに、お米もすごく価格が上がって「高い」「高くない」を越して、どこに向けたらいいか分からない怒り」
「コメは秋には安くなる」とした政府の約束は守られず、ほかの食材も値上がり。
総裁選による「政治空白」にも憤っています。
橋本法子さん(52)
「庶民のことを考えているのならば、いちばんはスピード。灯油代とか光熱費への対策を今すぐ何とかしてほしい」
■外国人政策の厳格化を主張
一方で、5人の候補者が揃って強く主張しているのが出入国管理の厳格化など「外国人政策の強化」です。
7月の参院選では「日本人ファースト」を掲げた参政党が躍進。
自民党の支持層の一部が、参政党に流れたとみられていて、5人の候補者は、支持を取り戻そうと躍起になっています。
■札幌在住35年のアメリカ人男性(72)
札幌で35年暮らす、アメリカ人の男性は不安を感じています。
アメリカ人男性(72)
「自分たち(外国人)が悪いとか、(日本人が)犠牲者とか、違う文化が悪いとか問題とか、5人のリーダーのスピーチより、自民党が何をするのか、動くのか動かないのか知りたい」
日本が抱える課題と、5人の主張する政策のギャップに違和感を覚えます。
アメリカ人男性(72)
「いちばん心配するのは福祉系。おじいさん、おばあさんの面倒は誰が見る?外国人労働者の必要性はあるよね。言葉よりアクションが見たい」