陸自に代わって北洋銀行が名乗り…緊迫する国際情勢など理由に陸自の大雪像1基に「地域企業として協力したい」来季行員を派遣しノウハウ継承目指す さっぽろ雪まつり
2025年05月23日(金) 19時52分 更新
陸上自衛隊に代わって北洋銀行が名乗りを上げました。
「さっぽろ雪まつり」の大雪像は、これまで5基のうち2基を陸上自衛隊が制作してきましたが、緊迫する国際情勢や訓練時間の確保などを理由に再来年から制作する大雪像を1基に減らしたいと札幌市に申し入れがあり、正式に受理されていました。
これを受け、北洋銀行は「地域企業として観光客の誘致に協力したい」として、陸上自衛隊の代わりに主体的に大雪像の制作を担い、全体の規模を維持する方向で検討しています。
近く、札幌市などでつくる実行委員会に正式に提案する方針です。
また、自衛隊の了承が得られれば、来年から制作現場に北洋銀行の行員を派遣し、ノウハウの継承を目指すということです。
秋元克広 札幌市長
「市も一緒に魅力を高めていくための方策を進めていけたらと思う。これが実現すれば非常にありがたい話だなと思う」
北洋銀行は今後、協力企業などを募る考えで、製作費の負担額などについても検討を進めるとしています。