北海道釧路湿原周辺のメガソーラー建設計画 釧路市長「過去に例を見ない事案が発生したことは遺憾だ」 改めて企業側に再調査と結果の報告を求る
2025年09月01日(月) 18時15分 更新
釧路湿原周辺のメガソーラー建設計画を巡り、北海道釧路市の鶴間市長は「過去に例を見ない事案が発生したことは遺憾だ」と話しました。
釧路湿原の周辺では大阪の「日本エコロジー」が、釧路市北斗の民有地に約6600枚の太陽光パネルを設置する計画で、工事を進めています。
しかし、建設予定地の近くには、国の特別天然記念物のタンチョウなどが生息していて、釧路市教委は「環境調査が不十分」として企業側に再調査などを求める要請書を郵送しています。
釧路市の鶴間秀典市長は9月1日の記者会見で、改めて企業側に再調査と結果の報告を求めました。
鶴間秀典釧路市長
「特別天然記念物タンチョウなどの減失、毀損などに及ぶ可能性が危惧されるという、過去に例をみない事案が発生したことは誠に遺憾でございます。(企業側に)専門家への意見を聴取して、速やかに市に報告することを求めている」
釧路市は、9月1日夕方、現地調査のため訪れる環境省の担当者と意見交換を行う予定です。