「多様性への思いを円に込めた」大阪・関西万博の大屋根リングを設計した藤本壮介さんが故郷・東神楽町の小学生を案内、参加した小学生「世界が集まっていて神秘的だった」
2025年08月30日(土) 11時40分 更新

8月7日、北海道東神楽町の小学生20人が、大阪・関西万博を訪れました。
東神楽町によりますと、町内の小学5年と6年の20人は、パビリオンを見学した後、万博を機に交流を行っているケニアのブースでケニアについて学びました。提供:東神楽町
その後、東神楽町出身で、万博のシンボル「大屋根リング」を設計した建築家の藤本壮介さんと合流。提供:東神楽町
藤本さんは小学生たちを1周およそ2キロの大屋根リングへ案内し、リングの上と下を合わせて半周ほどを一緒に歩いたということです。提供:東神楽町
歩いている間、小学生たちは事前に調べてきたことや感じたことを積極的に藤本さんに質問し、藤本さんもその質問のひとつひとつ丁寧に答えていたということです。提供:東神楽町
藤本さんは大屋根リングの上から大阪湾上空を見て「北海道とどちらの空が広いかな?」などと小学生に話しかけ、「夢洲の空の広さを生かせる建物にしたかった」などと設計の狙いを説明しました。提供:東神楽町
そして「世界は多様性にあふれているが『対立』ではなく『協力』出来ることを伝えたいという思いを円に込めた」などと語りました。提供:東神楽町
この日藤本さんは、当初の予定時間を大幅に超えて故郷の小学生たちに万博、そして大屋根リングへの思いを伝えたということです。提供:東神楽町
参加した山田竣太さん(小5)は「大屋根リングの上から見た万博はいろんなパビリオン、世界が集まっていて神秘的だった。会場内を歩いているだけでも楽しかった」と話し、藤本さんから大屋根リングが完成したときの気持ちを直接聞けたことを喜んでいました。提供:東神楽町