【トリプル台風発生】台風17号・台風18号・台風19号の進路予想…北海道には別の低気圧が通過?週明けには雪の可能性も【台風情報2025】
2025年09月19日(金) 15時18分 更新

18日夜、フィリピンの東で台風18号が、ウェーク島近海で台風19号が発生し、南シナ海を北西に進んでいる台風17号を合わせて南の海上に3つの台風が存在しています。
◎トリプル台風の影響は?
・台風17号(ミートク)台風17号(ミートク)
20日にかけて、南シナ海から華南に進むため、日本への影響はなさそうです。
・台風18号(ラガサ)台風18号(ラガサ)
フィリピンの東を発達しながら西へ進み、24日には南シナ海に達する見込みです。
台風の進路等によっては、先島諸島では22日から23日ごろにかけて、うねりを伴った大しけとなる恐れがあるため、今後の気象情報に注意が必要です。
・台風19号(ノグリー)台風19号(ノグリー)
日本のはるか南東のウェーク島近海を北西に進みます。暴風域を伴った台風は南鳥島近海に進んだのち、北に進路を変える見込みです。
来週前半にかけては本州方面に近づくことはなく、天気の影響は小さい見込みです。
◎北海道では別の低気圧が通過19日午前9時の天気図
北海道では前線を伴った低気圧が通過する影響で、20日夜から21日にかけて雨や風が強まり、荒れた天気となる見込みです。
◎20日正午から21日正午までに予想される24時間降水量(多い所)20日午後9時の天気図
・日本海側南部、太平洋側西部 150ミリ
・日本海側北部、太平洋側東部 120ミリ
傘が役に立たないほどの強風を伴う恐れがあります。21日午前9時の天気図
広い範囲で大雨となる恐れがあるため、21日夜から22日にかけて低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水、強風に十分な注意が必要です。
また、22日は高潮による低い土地の浸水や高波にも十分注意して下さい。
今後も最新の気象情報を確認し、20日の午前中までに必要な買い物や排水溝周りの掃除、飛ばされやすいものをしまうなど、強まる雨や風への備えをしましょう。
◎高い山では雪が混じる!?
低気圧が千島近海に進む21日夜から22日朝は上空に寒気が流れ込み、大雪山系など2000m級の山で雨に雪が混じる可能性があります。
強い寒気は一時的で雪が降り続くことはありませんが、紅葉が進んでいる山々に日本で一番早い雪の便りが届くかもしれません。